京都市伏見区の林戸耳鼻咽喉科医院のホームページ。大正時代から続く、古くから地域に根差した耳・鼻・喉・首のかかりつけ医です。小さなお子様からご高齢の方まで診療しています。アレルギー検査等の各種検査・補聴器相談対応可。

くびの病気neck

くびの病気

くびの病気首にはリンパ節、唾液腺、甲状腺などさまざまな臓器があり、これらに腫れやしこり、痛みが現れることがあります。多くの場合、エコー検査で腫れの部位や大きさを確認し、必要に応じて採血を行います。

リンパ節腫脹

首にはもともと多くのリンパ節があり、健康な方でも触れてわかる場合があります。腫れの原因には主に次の2つがあります。

炎症による腫れ

風邪や扁桃炎、副鼻腔炎、虫歯、唾液腺炎などの感染に反応して腫れることがあります。急に腫れて痛みを伴うことが多く、抗菌薬や消炎鎮痛薬で1〜2週間ほどで改善します。

腫瘍による腫れ

悪性リンパ腫のようにリンパ節自体が腫瘍になるケースや、がん(咽頭がん・喉頭がん・甲状腺がんなど)からリンパ節に転移して腫れることがあります。必要に応じて専門病院へご紹介します。

甲状腺腫瘍

甲状腺の中にできる腫瘍で、多くは良性ですが、悪性の場合もあるため、検査が必要です。エコー検査で腫瘍の性状や大きさを確認し、採血による甲状腺ホルモンの検査を行います。必要に応じて専門病院への紹介を行います。

甲状腺機能異常

甲状腺はホルモンを分泌して全身の代謝をコントロールしています。この機能が過剰に上昇または低下すると、さまざまな症状が出ます。首の腫れや声のかすれ、飲み込みにくさなどがある場合は、エコー検査や採血によるホルモン検査を行います。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

自己免疫により甲状腺が過剰に働き、動悸、息切れ、発汗、体重減少、手のふるえなどの症状が出ます。採血やエコーで診断し、必要に応じて専門病院への紹介を行います。

甲状腺機能低下症(橋本病など)

こちらも自己免疫が関与し、甲状腺ホルモンの分泌が減少する病気です。全身の代謝が落ち、疲れやすさ、寒がり、むくみなどが見られます。ホルモン補充療法(内服薬)で治療を行い、定期的な血液検査が必要です。甲状腺の手術後にも同様の症状が出ることがあります。

唾液腺腫瘍

唾液をつくる耳下腺・顎下腺・舌下腺などにできる腫瘍です。良性が多い一方で、悪性のこともあり、正確な診断と早期発見が重要です。耳やあごの下のしこりや腫れ、圧迫感、まれに顔面神経麻痺などの症状を伴います。

唾液腺炎

唾液腺が炎症を起こし、腫れや痛み、唾液の減少といった症状が見られます。原因にはウイルスや細菌、自己免疫疾患などがあり、症状や経過に応じて治療を行います。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

ムンプスウイルスによる感染症で、発熱や耳下腺の腫れ、痛みが出ます。小児に多く、1〜2週間で回復しますが、まれに合併症として難聴や、成人では睾丸炎・卵巣炎を引き起こすこともあります。

化膿性唾液腺炎

口の中の細菌が唾液腺に入り込み、腫れや痛み、膿が出ることがあります。虫歯が原因となることもあり、口の中を清潔に保ち、抗生剤で治療します。

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